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足の内側が痛い!有痛性外脛骨、子供に多いスポーツ障害

サッカー、バレエ、陸上など飛んだり走ったりする機会の多いお子さんが捻ったわけでもないのに、「足の内側が痛い」「足の内側の出っ張っているところが痛い」と訴えたら、それは有痛性外形脛骨かもしれません。

日常生活でも痛みが出てきてしまったり、痛みが長期化してしまうなど厄介なことになる前に適切に対処しましょう。

 

有痛性外脛骨

まず、有痛性外脛骨の前に、外脛骨がどんなものかみていきましょう。

 

外脛骨

人はみんな同じような構造をしているんですが、人によりたまに、ある部位では余分な組織があったり、またある部位では組織が一部欠損していたりすることもあります。

外脛骨とは、足の内側にある舟状骨にできる過剰骨のことです。

5,6人に1人の割合で認められるので、比較的多いのではないかと思います。

そしてその中の数%で痛みを伴います。

ですので、自分に外脛骨があることを知らない人も大勢います。

外脛骨があるから問題になるのではなく、痛みを感じ、その時にたまたま外脛骨もあったという感じです。

 

 

外脛骨図示

症状

軽度の場合、飛んだり走ったり運動時に痛みが出現します。また、足の内側の出っ張りを押さえると痛みが出ます。

重度になってくると、ただ歩くだけでも痛みが出てきて日常生活にも支障をきたします。

人により腫れていたり赤くなったいたりする場合もあります。

 

 

有痛性外脛骨の原因

ではなぜ痛みが出てくるのでしょう?大きく分けて3つあります。

 

  • 物理的な刺激

外脛骨は人それぞれ大きさが違い、もし大きな外脛骨があると、その出っ張った部分に靴などが当たり続けることにより炎症が起きてきます。

捻挫がきっかけで痛みが出てくることもあります。

  • 繰り返しの動作

外脛骨や舟状骨には後脛骨筋という筋肉が付着しています。スポーツなどで同じ動作を繰り返し行うことによりその付着部で炎症が起きてきます。

  • 足の使い方、構造の問題

回外足や回内足、偏平足の人は足にかかる負担が大きくなります。またそのために足の指が上手に使えずに後脛骨筋に牽引力が加わり炎症が起きてきます。

 

 

診断

足の痛みを訴える部位で判断できます。それが外脛骨の影響により出現しているかはレントゲンで容易にわかります。

足の内側の出っ張りが顕著な場合、高確率で外脛骨がありますので、それで痛みがある場合は有痛性外脛骨でしょう。

後脛骨筋炎や舟状骨骨折との鑑別が必要です。

 

 

 

治療法

  • 安静

靴などによる物理的な刺激を緩和させるために、広めの靴や当たりの柔らかな靴にする。そしてスポーツをしている人は休養が必要になります。

  • マッサージなど

回外足や回内足、偏平足の人は足のアライメントを変えるように施術し、後脛骨筋などの負担のかかった筋肉に対してもアプローチする。

  • テーピングやインソール

テーピングやインソールを用いて負担の軽減及び足のアライメントの改善をしていきます。

 

 

まとめ

有痛性外脛骨は子供に多いので、練習を休みたくないとの思いからなかなか言わない子もたくさんいます。その結果重症化してしまい、逆に練習を長期離脱しなければならないこともありますので、なるべく早く気づいてあげて早めの対処をしましょう。

 

 

 

 

 

大阪の北摂、豊中市は豊中、岡町、曽根にある整骨院

阪急岡町駅徒歩1分 ゆとろぎ鍼灸整骨院でした👋🏼

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